「セピア色の絵空事」 田中雅子さんの出品作品ご紹介

　今回は「セピア色の絵空事」にご参加いただく田中雅子さんの出品作品をご紹介いたします。









「ショコラ」
映画「ショコラ＆フティット」が題材のどこか物悲しく情緒的な二人。
白人と黒人のペアのクラウンたちが繰り広げる喜劇は栄光と衰退が陰に潜んでいて、その軽妙で愉快な舞台の裏側に思いを馳せます。























「天井桟敷の人々」
古き良き時代のサイレント映画の隅っこに映し出されたような少女。
子供らしい愛らしさと涙の滲んだようなクラウン風のメイクがどこか当時の人々の苦悩と力強さと華やかさが詰まっているかのようです。

















「Rococo（男の子）」
高く盛ったプラチナブロンドにエレガントな貴族の装いの少年。
ロココ時代の美意識に彩られた、美しくもどこか気怠い雰囲気の宮廷で小さな少年は気高く優雅にこの饗宴を眺めているかのようです。




















「Rococo（女の子）」
まだあどけなさ残す小さな少女は美しく着飾ってもう完璧なレディです。
煌びやかなドレスに彩られていても、どこかその眼差しは悲哀に満ちていて、欲望渦巻くこの世界においてその純粋さが愛おしいです。

すべて出品作品です。




「セピア色の絵空事」は７月１１日（土）～２６日（日）（月曜・火曜定休日）ぼらん・どぉるにて開催です。

１９日（日）まで販売の抽選を行います（メールでの申し込み可）。




煌びやかな世界の裏側に潜む物悲しくも美しい情緒的な世界のセピア色の絵空事を是非、ご堪能下さい。